不倫の結果、妊娠!慰謝料請求できる?逆にどれくらい慰謝料請求される?

不倫の結果、妊娠!慰謝料請求できる?逆にどれくらい慰謝料請求される?

「不倫の末に妊娠してしまった…!どうしよう?!」

予定外の妊娠、特に不倫の末ともなれば頭を抱えますよね。

「相手男性に相談しようにも、どうしたらいいかわからない」ということもあるでしょう。

この記事では、

  • 不倫の結果妊娠したときにすべきこと
  • 今後考えられる未来の選択肢
  • 妊娠で慰謝料請求ができるのか(また逆に慰謝料請求されるのか)

について解説します。

不倫の結果妊娠…どうすればいい?

不倫の結果妊娠したことがわかったとき、大きく動揺しますよね。

子どもを望んでいた場合は別かもしれませんが、不倫ではそういうケースは少ないでしょうし、特に妊娠が初めてであればどんな女性でも多少は動揺するでしょう。

 

今後の選択肢としては3つが挙げられますが、それは次で解説するとして、まず妊娠が分かったあなたが何をすべきか。

それは病院を受診して、妊娠が事実かどうかを確認することです。「生理が遅れている」だけでは、妊娠確定にはなりません。

生理予定日を1週間以上過ぎても来ないようであれば妊娠検査薬を使ってみて、陽性反応が出たら病院を受診しましょう。

 

また、周りからは「不倫でできた子を産む資格なんてない」などと厳しい言葉をかけられることがあるかもしれません。

しかし、子どもを産むか産まないかを決めるのは、妊娠しているあなた自身です。

不倫相手も、不倫相手の奥さんも、「中絶してください」とお願いすることはできても、中絶を強制することはできません

不倫で妊娠したときに考えられる3つの選択肢

不倫の結果妊娠した場合、主に以下の3つの選択肢が考えられます。

1:シングルマザーとして育てる

子どもの父親となる男性が未婚であれば妊娠を機に結婚、ということもありますが、不倫の場合はなかなかそうはいかないでしょう。

あなたが妊娠しても不倫相手は離婚するつもりがない、けれどあなたはどうしても子どもを産んで育てたい…その場合は、シングルマザーとなる覚悟が必要です。

なお、シングルマザーとなる場合は、以下の2つの選択肢が考えられます。

  1. 認知はせず養育費だけもらう
  2. 認知はせず経済的にも頼らず一人で育てる

※認知:自分の子どもであることを法的に認めること。父・子の戸籍に記載される。

2:中絶する

不倫相手と話し合ったり、自分で考えたりした結果「産めない」となれば、中絶することになるでしょう。

ただ中絶できるのは、母体保護法により妊娠21週6日(妊娠6ヵ月半)までと定められており、それ以降は認められません。

母体へのリスクを考えると、妊娠6~9週頃に手術(初期中絶手術)を受けることが勧められます。

妊娠12週以降は「中期中絶手術」といって、人工的に陣痛を起こして流産させる方法になり、母体へのリスクも精神的な辛さもより大きくなります。

週数がある程度進んでから妊娠が分かった場合、あまり悩んでいる時間はないので注意しましょう。

※参照:あきたレディースクリニック安田 人工妊娠中絶に関する基礎知識

なお、中絶手術の目安費用は以下の通りです。

流産の場合は保険が適用されますが、中絶の場合は保険の対象外で自費診療となり、病院・クリニックによっても費用は異なります。

  • 妊娠8週まで:12万円前後
  • 妊娠10週まで:15万円前後
  • 妊娠12週まで:20万円前後
  • 妊娠22週まで:30~50万円(入院費用がかかるため高額)

なお、後ほど詳しく解説しますが、中絶費用はあなたと不倫相手の男性と2人で折半することが原則です。

3:不倫相手が妻と離婚、一緒に子どもを育てる

現実としてはなかなか難しいかもしれませんが、不倫相手が妻と離婚しあなたと再婚、一緒に子どもを育てるという選択肢もあります。

なお、女性の場合は離婚後100日は再婚禁止期間となりますが、男性の場合は離婚後すぐに再婚することが可能です。

不倫の結果妊娠、相手男性への慰謝料請求はできる?

妊娠は女性だけの責任ではなく、肉体関係をもった相手男性にも責任があるといえます。

合意のうえで肉体関係をもっていたとしても、不倫相手に慰謝料を請求したくなることもあるでしょう。

相手男性に慰謝料を請求することは可能なのでしょうか。

ケースによっては慰謝料請求できる

合意のうえで肉体関係をもち妊娠した場合、基本的には慰謝料の請求はできません(性行為自体は不法行為とならないため)。

しかし以下のようなケースであれば、相手男性への慰謝料請求が認められることもあります。

  • 既婚者であることを伝えられていなかった
  • 実際は避妊していないのに「避妊している」と嘘をつかれた
  • 中絶により精神的に苦痛を受けた
  • 相手男性が話し合いに応じず、最終的に中絶する他なかった
  • 妊娠が分かってから相手男性があなたへの配慮を怠った(攻撃的な態度をとるなど)

また、「合意のうえで肉体関係をもち妊娠した場合」とお伝えしましたが、もしあなたの合意なく肉体関係をもった(レイプされた)のであれば、不法行為として認められ慰謝料請求が可能になります。

認知や中絶費用(半額)を請求することも可能

子どもを認知するかどうかは相手男性に委ねられます。

しかし、もし相手男性が認知を拒否しても、家庭裁判所に認知請求を申し立てることは可能です。

DNA鑑定などでお腹の子と相手男性の親子関係が認められれば、強制的に認知させることができます。

認知が認められれば、法律上親子関係であるということになり、子どもを養う義務(扶養義務)が生じます。

この場合、相手男性に養育費を請求することも可能になります。

 

また、妊娠は女性だけでなく肉体関係をもった両者の責任であると考えられます。

この考えから、中絶する場合でも、中絶にかかる費用は両者で折半することが原則です。

もし不倫相手の男性が費用(半額)を拒否した場合、この費用を請求することができます。

相手の妻にバレたら慰謝料請求される可能性大

では逆に、あなたが慰謝料請求される可能性を考えてみましょう。

あなたが子どもを産む・産まないにかかわらず、相手男性と不倫関係にあったという事実は変わりません。

そのため、不倫相手の奥さんが不倫の事実やあなたの妊娠を知った場合、慰謝料を請求される可能性は高いと考えられます。

特に既婚者であるということを知りながら関係を続けていた、不倫開始時点で不倫相手の夫婦関係が破綻していなかった場合、慰謝料を請求されても文句は言えないでしょう。

また、妊娠は単なる不倫の事実以上に精神的苦痛(不倫相手の妻にとっての)が大きいとされ、慰謝料が増額される可能性もあります。

自分と子どもの未来をしっかり考えて決めよう

妊娠が分かっても誰にも相談できず、どうしたらいいかもわからず頭を抱えるかもしれません。

でも、まずはあなたがどうしたいのかをよく考えてください。

相手男性のことが好きであればあるほど「好きな人の子どもだから産みたい」と思うかもしれませんが、子どもを産んで育てることは簡単なことではありません。

一人でも子どもを養っていけるのか、お腹の子の未来のためにもしっかり考えて結論を出しましょう。