【体験談あり】同棲中の浮気で慰謝料請求はできる?同棲解消の場合は?

【体験談あり】同棲中の浮気で慰謝料請求はできる?同棲解消の場合は?

結婚前に試しに同棲してみるというカップルが、最近は多いようです。

2017年、全国14ヵ所に結婚式場を展開するアニヴェルセルが、23~39歳の既婚男女600人を対象にした調査によると、結婚前に同棲・半同棲していた人は全体で48.5%という結果に。

20代男性に限定すると、半数以上の65.4%が同棲・半同棲を経験しています。

 

さて、結婚を前提に同棲していても、浮気をする人はいるもの。

結婚している夫婦であれば、不倫で慰謝料を請求するのは珍しくありませんが、まだ結婚していないカップルの場合、慰謝料は請求できるのでしょうか。

この記事では、

  • 同棲中の浮気体験談
  • 同棲中の浮気で慰謝料請求できるケース
  • 浮気が原因で同棲解消した場合に慰謝料請求はできるのか

を解説します。「最近、彼(彼女)が怪しい気がする…」という方は、ぜひご一読ください!

同棲中の浮気体験談!浮気発覚後はどうした?

今回は同棲をしていた方の中でも、特に結婚を前提に同棲していた方にお話をうかがいました。

1:婚姻届提出の1週間前に浮気発覚

結婚の約束をしていた彼とは、5年以上一緒に暮らしていました。浮気に気づいたのは、休みの日なのに「急に仕事が入った」と、いつもとは違う様子で言ってきたことがきっかけ。(祝日だったので仕事が入るわけがなかった)ちょうど1週間後には婚姻届を出す予定で、私は彼に「本当に仕事ならいいけど、もし浮気だったら婚姻届は破棄するから」と伝えました。すると彼は浮気を自白。私は怒って婚姻届をビリビリに破いて捨て、婚約破棄を申し出ました。

彼が泣いて謝ってきて、「浮気相手を呼び出してほしい」と言ったときも素直に呼び出してくれたので、もう一度信じてみようと決意。話し合いを重ね、予定通り婚姻届を提出しました。

(Eさん・女性)

婚姻届提出の1週間前に起きた悲劇でしたが、なんとか無事に婚姻届提出。よかったですね。

2:彼女が大企業に勤める既婚者と浮気

仕事で忙しく、しばらく帰宅できなかったり、帰宅できても彼女の相手ができなかったりした時期がありました。忙しいなか、彼女の実家に行って帰宅しようとしたとき、急に彼女だけ実家に泊まると言い出しました。私だけ帰宅しようとすると、別の男の車に乗る彼女を目撃。問い詰めたら逆ギレされる始末でした。

当然婚約は破棄、同棲も解消。彼女の実家を金銭的に援助していたのですが、それももちろんストップ、弁護士を立てて全額一括で返済させました。彼女の浮気相手(実は既婚者)は大企業に勤めていたようですが、会社にバレて問題になり、解雇されたようです。

(Kさん・男性)

結婚前から義理の実家を援助していたのに、この裏切り……悲しいですね。お金がちゃんと返ってきたのがせめてもの救いです。

3:結婚式を挙げた後にお別れ

彼女と共通の友人から、彼女の浮気を匂わす話を聞かされました。怪しく思い彼女を尾行してみるとクロ。すでに結婚式場を押さえ、ゲストの招待も済んでおり、白紙に戻せる状態ではなかったため、結婚式は予定通り挙げました。

彼女の両親に彼女の浮気のことを話すと、私が払った諸々のお金は返金。私はそのお金を受け取り、彼女との関係も終わらせました。彼女の浮気相手は立場のある人だったため、代理人を介して慰謝料を持ってきました。

(Sさん・男性)

結婚式まで挙げたのに、と思ってしまう結末です。こちらも、お金は返ってきたようなのでその点だけはよかったですね。

4:彼の親にも話して慰謝料請求

もともと出張があまりなかった彼。あるときから急に出張で泊まりということが増えました。怪しいと思って寝ている間にスマホを見ると、浮気相手とのメッセージのやりとりを発見。案の定、出張と言っていた日に食事に行ったり、浮気相手の家に泊まりに行ったりしていたことがわかりました。

話し合いをしましたが、私がもう彼を信用できなかったので婚約破棄に。同棲はお互い折半でやってきていたのですぐには解消できず、別れても半年ほど一緒に住んでいました。
相手の親にも本当のことを話し、慰謝料をきっちり払ってもらいました。

(Sさん・女性)

浮気されて相手を信じられなくなるのは、極めて普通の反応だと思います。別れてから半年も一緒に住むのはなかなかの苦行だったことでしょう。

5:浮気発覚後に復縁し結婚、幸せな結末

私自身が浮気をしていて、あるとき嘘をつき続けるのが辛くなり、彼に自白。彼はなんとなく気づいていたけれど、事実を認めたくなく、また勘違いの可能性もあるので言えなかった、ということでした。

1週間くらい距離を置きましたが、結局お互い悪いところはあったし、まだ好きだったのでやり直すことに。(お互い親への挨拶も済ませていたので、別れにくいという部分もありました)幸いうまくやり直すことができ、結婚。子どもも生まれて今は幸せに暮らしています。

(Kさん・女性)

うまく復縁でき、幸せに暮らしているとのことで何よりです!幸せが続くことを祈るばかりです。

同棲カップルには貞操義務がない

婚姻届を提出し、法律的に結婚している夫婦は、お互いに「貞操義務」を負います。

貞操義務とは、配偶者以外の人と性的関係を持たず、性的純潔を守ることです。

 

しかしただ一緒に住んでいるだけの同棲カップルの場合、この貞操義務は生じません。

つまり、カップルのどちらかが浮気をしたとしても、貞操義務に反することにはならないのです。

浮気をされた側からするとツラいですが、基本的に慰謝料請求は難しいといえます。

同棲中の浮気で慰謝料請求できる2つのケース

基本的に慰謝料請求ができない同棲カップルでも、以下のケースに当てはまる場合は慰謝料請求ができる可能性があります。

2つのケースを見てみましょう。

1:結婚の約束をしていた場合

最初に紹介した体験談でも、何人か「慰謝料を受け取った」という方がいましたね。この方たちは、結婚の約束をしていたから慰謝料請求ができたのだと考えられます。

結婚の約束と一口にいってもさまざまな形式が考えられますが、特に認められやすいのは以下のような場合です。

  • 結婚の約束をしている(口約束やメッセージのやりとりも含む)
  • 婚約指輪の受け渡しを行った
  • 両家顔合わせや結納を行っている
  • 結婚式場をすでに押さえている
  • 結婚式の招待状を出した
  • 冠婚葬祭に家族同然の立場で出席した
  • お互い同意のうえ将来結婚することを周囲の人に話していた

裁判で絶対に認められるとは限りませんし、裁判では客観的な証拠が必要になります。

しかしこうしたことを行っていた場合、「結婚の約束をしていた」と認められる可能性は高いと考えられます。

2:事実婚(内縁関係)である場合

婚姻届は提出していないけれど、一緒に住んで家計を共にしている・夫となる人が子どもを認知しているなどの事実婚の場合、法律婚と同じように夫婦間に貞操義務が生じます。

そのため浮気は不貞行為と見なされ、慰謝料請求が可能となります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

事実婚での不倫も慰謝料請求はできる!必要なものや慰謝料の相場を解説

浮気の末に同棲解消…この場合はどうなる?

カップルのどちらかが浮気をし、同棲解消となった場合も、法を犯しているわけではないため慰謝料請求はできません。

ただ、任意ではありますが「手切れ金」の名目である程度のお金を請求することは可能です。

 

浮気されて「一緒に住むのはもう無理!」となっても、引っ越しには何かとお金がかかります。

強制的に払わせることはできませんが、浮気された側としては、せめて引っ越しにかかるお金を手切れ金として払ってもらいたいところですよね。

法外な金額を請求しても断られる可能性大なので、相手の収入や貯蓄などを考えたうえで請求し、あとは相手の誠意を見ましょう。

まとめ

ただ同棲していただけでは、浮気されても慰謝料は難しい…というのが残念ながら現実です。

結婚の約束をしていた場合や内縁関係にあった場合は、慰謝料請求ができる可能性が高くなるので、客観的にその事実を示せるものがないかをまず確認しましょう。

慰謝料請求ができない場合でも、どうしても納得がいかなければ、「手切れ金」を任意で請求することはできます。浮気したパートナーがどれだけの誠意を見せてくれるかにもよりますが、検討する価値はあるでしょう。